サーキットを走る際に必要なもの、革ツナギですね。
他にもブーツ、グローブ、ヘルメット、エアバッグ、チェストプロテクタなど、身体を守るため身に付けるウェアがたくさんあります。
中でも一際高価なものが革ツナギでしょう。
私が初めてレースに出たのは、革ツナギ不要でエントリーできる初心者向けのミニバイクレースでした。
Gパン2枚履いて、プロテクタ付きのツーリングジャケットを着て参戦しました。
そのレースで優勝したことがレースにハマるきっかけでもあったのですが、それはまた別の機会にでも書きます。
優勝に気を良くした私は、250ccクラスのレースに参戦したくなり、革ツナギの購入を決めました。
当時購入していたBBM(バリバリマシン)という雑誌の広告に載っていたF-ONEというショップの革ツナギが当時の私でも手が届く価格帯で革ツナギを販売しており、3万円+消費税と送料、だったかな?すみません、随分昔のことで記憶が曖昧ですが、「3万でツナギが買える!」と意気込んで注文したことを覚えています。
届いた革ツナギはLサイズということもあり、身長175cm60kgの私の体をきちんと包んでくれました。
多少ゆったりしている部分もありましたが、入らないより何倍もマシです。
着た最初の印象は「動きづらい、、、」でした。
なんとも動きづらい、腕を上げたり身体を捻ったりする動作に邪魔で仕方がない。
ですが、数度の転倒を経験しても破れることなく私の体を守ってくれた心強い相棒でした。
次の革ツナギ購入は、選手権参戦を決めた時です。
奮発しました。
革の老舗「クシタニ」です。
これはセミオーダーで購入しました。
着た際に驚いたのは、手に持った重さと着用している時の重量感です。
手に持っている時は「結構重いな」という印象だったのに、いざ着てみると重さを感じない。
軽いと感じるわけでなく、なんというか「動きを邪魔しないから重さを感じるシーンが少ない」という表現が自分の中ではしっくりきます。
後から知ったことですが、部位によって使っている革が違うらしく、正確には違うのですがイメージ的には、可動部は柔らかい若いメスの革を使って、動きが少ない部分は、歳のいったオスの革を使う、みたいなこだわりで作られているそうです。
動きやすさを感じていたので、「だから動きやすいのか」と得心したことを覚えています。
良いツナギでした。というか20年以上経った今でも使えますし、たまに使っています。
次の革ツナギは国際に昇格した時に買いました。
HYODのツナギを着てみたかったので、取り扱っているショップを探し、セミオーダーで注文しました。
届いて手にした最初の印象は「軽っ!」でした。
ですが、着てみたら手に持った時ほどの驚きはありませんでした。
全然軽いんですよ。ですけど、手に持った時の方が驚いたかな。
着用した時の驚きは、クシタニの時に経験したので、HYODにも同様の期待をしてしまったというのはあります。
「手に持った時にこれだけ軽いなら、着たらどれだけ軽く感じるんだろう。」と、思っちゃったんですよねぇ。
HYODのツナギは、今もメインで使っています。
これも20年近く使っていますが、いまだに私の一軍で頑張ってくれています。
今回は、革ツナギ(レーシングスーツ)について買いてみました。
別の機会にブーツやグローブについても書いてみたいなと思っています。
ではまた。
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