フロントブレーキどれだけかける?

必要なだけかけたらいいじゃん!? 

赤信号で止まる時 → 停止線より前で止まれるようにかける
目の前に動物が飛び出してきた時 → 急ブレーキ
前を走っている車両のブレーキランプが点灯した時 → ぶつからない程度の車間距離を保つようにかける

色々な場面でフロントブレーキをかけますが、握る強さは場面に応じて違いますよね。
今回は、速く走るために工夫していることを書いていきます。

サーキットを走行するとコーナーの形に合わせて曲がれる速度に調整しますよね、ブレーキを使って。
10代の時、初めてサーキットを走った時は、どのコーナーでどの程度のブレーキをかけたら良いか分からず、自分が怖くない(曲がれると思う)速度までブレーキをかけていました。
というか、怖くない速度までブレーキをかけると、減速しすぎてコーナーに入る前にもう一度アクセルを開けるなんてこともザラにありました。

ここで第一工夫ポイントです。

「いきなりフルブレーキしない」

これは、サーキットに対しての先入観?脅迫感?と言いますか、「ブレーキは思いっきりかけて、リリースして一気に寝かせないといけない」という考えがありました。
ですがそういったことは無いです。
当然GPライダーはフルブレーキから一気にフルバンクさせて、颯爽とコーナーを駆け抜けて行きますが、GPライダーはこれまでに、どれだけの時間・タイヤ・ガソリン・走行料を投資してできるようになったことか。

では、どのようにしたか。

「いつもフルブレーキをかける場所より手前で、少しだけブレーキをかけ始める」

これです。
こうすることで自分に余裕ができ、減速からコーナーリングまでをスムーズに繋げることができるようになりました。
何周も練習してのことですが…

第一の工夫でブレーキングからコーナー進入までをスムーズに行えるようになり、多少のタイムアップにつながりました。
ですが、まだ遅い。

そこで第二の工夫ポイント!

「ブレーキのかける量を測る」

目一杯のフルブレーキを10として、まずはその半分ということで、5くらい力をかける。
5の力でブレーキをかけることを意識的に行い、身につくまで繰り返しました。

5の力の感覚が育ったら、またその半分。
2.5と7.5の感覚が掴めたら、4パターン(10・7.5・5・2.5の4つ)の減速方法を身に付けたことになり、これまでよりコーナーに合わせた減速方法を選べるようになりました。

感覚の話なので、ロガーで正確に測ったら違うのですが、コース攻略においてはこの感覚がとても役立ちました。

実際のブレーキは無段階でかけることができ、好きなだけ握ると良いです。
ただ、私は残念ながら天才では無かったようで適切な減速量を無段階のブレーキでは選べませんでした。
だから、あえて4パターンしかブレーキをかけられないよう、考え方を変えて、自分レベルで使いやすいようにしました。

次の記事はブレーキをかけている時にどこを見ているかについて書きたいと思います。

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