ライディングフォーム(上半身編)

バイクを走らせる醍醐味とは、操れているという実感ではないかと思っています。
思い通りのラインを走れたり、ストレートからイメージ通りに減速してコーナーへ飛び込んだり、マシンを自分の思うがままに操って走っていると感じている時、高揚感を感じます。

マシンを思い通りに動かす要素として、「上半身をどう扱うか」というものがあります。
4輪と違い2輪は、乗車時の人が占める重量比率が高いことが挙げられます。
また、頭部は重心から離れている上に結構な重量があります。
上半身をコーナーのイン側に落とすだけで、より曲がる力が増すことを実感できることでしょう。

さて、今回読者の皆様に伝えたいことは、上半身を積極的に動かすことはライディングに役に立つということです。

「知っとるわ!」という声が聞こえてきそうですが、まぁまぁ読んでいってください。
おそらく、この記事まで辿り着き、読まれるくらい熱意のある方であればご存知だと思います。ですが、この記事に辿り着いた縁ということで、改めて意識してみてください。
自分が思っているほど、ライディング中に上半身を動かしているでしょうか。

こんな経験をしたことはありませんか。
友人や知人、知らない人でも良いですが、自分が走っているところを写真に撮られ、見せてもらうと「あれ、思ったより伏せてない…」とか「あんまりイン側に体が落ちてないなぁ」なんて感じたこと。

案外自分が思っているほど体は動いていないことの方が多いです。
大事なことは、自分が認識している動きの量と、実態として動いている量に差がないこと、自分の体を思い通りに動かせていること。
実はこの差を無くすためにはトレーニングが必要であるということ、また、どのようなトレーニングが有効であるかを、案外多くの人がご存知無い。

方法はシンプルです。
自分が走行している様子を、写真や動画で撮影してもらい、自分で見てください。
「思ってたんと違う!」と感じたら、あとはその違いを減らしていきましょう。
レベルアップの基本はトライアンドエラーの繰り返しです。
自分が納得できるまで、繰り返し練習しましょう。

そして、練習に付き合ってくれる友人を大事にしましょう。
そんな友人がいなくても、現代には優秀な機材が手頃な値段で手に入ります。
GoProやInsta360など、走行中に動画を撮影できるような機材もあります。
自分の走行を文句の一つも言わずに撮影してくれます。

価格で言うと数万円しますが、タイヤワンセット分の価値は十分あると思いますので、自分のライディングを知るためのツールとして活用されてみてはいかがでしょう。

これで売れても私には一銭も入りませんので、購入されてもされなくても私に関係ありませんが、便利なツールだなぁとシンプルに思います。

ということで、上半身を使う重要性は書いたものの、使い方には辿り着きませんでした。
次の記事は、使い方に触れられたらいいなと思います。

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