ライディングフォーム(下半身編)

今回はライディングフォームについて書きます。
とはいえこのテーマのままでは大きすぎるため、まず下半身の使い方に焦点を当てて書きます。

バイクはスポーツです。
体を使い、マシンをコントロールし、目的のラインを正確に速く駆け抜けるスポーツです。
下半身はバイクと人が大きく接続されている部分であり、人の挙動をマシンに伝える重要な役割を担っています。

1960年代のレースシーンでハングオン(このブログではハングオフ、ハングオンは同一のものとして扱い、ハングオンで表記を統一します)が広がり、その有用性は今日のレースシーンでも証明されているところです。
マシンにぶら下がるその見た目から名付けられたこの動作は、マシンに対してライダーがよりアクティブに働きかけます。

そうです、ライダーはマシンの上で右に左に腰を動かしてコーナーへ飛び込んでいきます。
この時にマシンをしっかり捕まえていないと、かえって不安定になりブレーキもアクセルも思い切り操作できません。
だから下半身でマシンをしっかりとホールドする必要があります。
ホールドする場所として主に3箇所、ステップ、タンク、シートの3つが挙げられます。
下記にそれぞれの場所で、私が大事(心がけている)にしていることです。

🔳ステップ
土踏まずやつま先でしっかり踏み込む。
くるぶしはマシンにねじ込むように力を込める。

🔳タンク
外足の膝から内ももにかけてタンクに密着させ、タンクに対し「点」では無く「面」で接触する。

🔳シート
お尻をしっかりシートに押し付け、リアタイヤを押さえつけるイメージ。

いずれも大事なことですが、意識しないとできなくなっていることとして、「シートにすわる場所」があります。
速く走ろうとして前のめりになったり、ブレーキの減速に耐えらなかったりして、意図せずシートの前側に座ってしまいます。
するとハングオンした際に外足は開いてしまい、内腿が「点」でタンクを抑えることとなり、ライダーの力はマシンに伝わりにくくなり、すぐ疲れます。
これは、長時間走ったり、漫然と走っていると起こりがちな現象ですので、走行中定期的に意識するようにしています。

日常的にトレーニングしている人はどの程度いらっしゃるのでしょうか。
恥ずかしながら私は、ウォーキングやランニングといったこともしていません。
せめて、2階に上がるときに息が上がらない程度の体力は欲しいですね。
ちなみに、現役の時にしていたトレーニングでは、片足で100kgのウエイトを上げるトレーニングができていました。
今は、、、

次の記事では、上半身の使い方について書きたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました